公開シンポジウム 
自閉症者の語る自閉症の世界


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アンケート結果

 アンケートには、当日記入してくださった方、後日メールで送ってくださった方、合わせて56名の方々がお答えくださいました。どうもありがとうございました。掲載をご了承くださった方のアンケートから、一部を掲載させていただきます。なお、回答を下さった方のカテゴリーは、当事者、家族、支援者、学校関係者、研究者、学生、その他です。

当事者
(シンポジウム)
3人のとても個性的で、チャーミングな人柄にふれられてよかった。
(その他)
3人が各々、自分の意見(質問に対する答え)を入力している状態を正面の画面にだしていただいて、とてもよかったです。このシンポジウムはまさに異文化コミュニケーションのものだと感じました。映画を日本でもぜひ公開してください。お願いします。

家族
(その他)
現在、関わりのある友人たちに、言語でのコミュニケーションを発見してもらいたい。いっぱいいっぱい心に秘めた思いがあるでしょうに、今日の3人の皆さんのように。「言語」と出会えるにはどうしたら良いのか…?本日のシンポを、そのとっかかりとできたらと思います。少し無理して来ましたが、来て良かったです。

家族
(シンポジウム)
「話せない」ことは「考えられない」ことではないとのお話、ビクレン先生のお話もシンポジストの方々のお話も一致していたと思います。私も以前から漠然と感じていましたので、あらためてこのような明確な表現に出会い、全く同感です。世間ではほとんど知られていず、誤解の多いところだと思います。社会に理解が進むよう、自分も研究の仕事を通じて努めたいと思いました。

家族
(シンポジウム)
とても興味深い内容でした。より大勢の方に「豊かな世界が広がっている可能性」を知ってほしいと思いました。私同様、驚きをもって受け止められると思います。特に教育の現場にいる方には、この「新世界」の発見なしに障害者と接してはならないのでは・・・とすら感じました。先入観を疑ってかかる目を自分の中に持ち続けたいと思います。
(パネリストトーク)
キーボードを使った楽しいおしゃべりの風景は感動的ですらありました。こういうコミュニケーションの方法があることを読んだことはありましたが、実際に拝見できてよかったです。英語通訳者、手話通訳者がいることと何らかわらないと認識しました。ユーモアと知性あふれるコメントに時間が足りないと感じました。(科学技術の正しい使い方だわ!と思ったりもしました)

家族
(シンポジウム)
このようなシンポジウムに参加できてうれしいです。肢体不自由児が家にいますが、この子が能力をもっている、考えを持っているというのが認めてもらえない世界です。ですので、ご本人達が「できる」というアピールをして下さったことがすばらしいです。
(パネリストトーク)
的確な応答を出されているので、びっくりしました。わが子の接し方の参考になりました。本人は分かっていても抑えられない感情があるのですね。

家族
(シンポジウム)
自閉症の子どもを持っているので、東田直樹さんのことばには涙が出ました。しかし、3人の皆さんにユーモアがあふれていることがとってもうれしかったです。

家族
(シンポジウム)
自閉症者が他者とコミュニケイトする事がいかに困難をともなう道であるかが生々しく伝わりました。タイピングによってコミュニケイトがとれた(る)事はカッキテキですね。

家族
(パネリストトーク)
typingのスピードが思った以上に早く驚きました。短時間での意思の疎通も十分可能と思いました。
(その他)
発達障害は個々人により症状が違い、対応も多様になり正解は1つというわけではないと思いますが、結局は愛と忍耐になるのだとすれば、家族の方、ファシリテータの方には頭が下がります。当事者の方や家族の方にとって、少しでもサポートが出来る社会になるようにと思います。

家族
(パネリストトーク)
3人共とてもユニークな方でした。我が子も重度知的障害を伴う自閉症です。子供に対する考え方、見方、接し方が変わりました。話せないけど、何を考えているのか、良く分からない事が多いけれど、これからも誠意を持って気持ちを受け止めてあげようと思いました。

家族
(その他)
直樹さん、ラリーさん、トレイシーさんはそれぞれにユニークで知的で、愛すべき方だと思いました。リアルタイムで質問にこたえようと懸命にタイプを打つ姿を広くみなさんにしっていただきたいです。尊敬をもって、よりそって、わかろうとしていく気持ちでこれからも障害のある方に接していきたいと思いました。我が子は自閉症です。これからも目の前の子どもから教えてもらうのだと思います。ありがとうございました。

家族
(パネリストトーク)
私の息子は17歳の自閉症児で、重い知的障碍があります。お3方のような個性ある、いきいきとした人生を送り、そのことを他者に広く知らしめることができればと思いました。

家族
(シンポジウム)
重度の障害(自閉症)を持つと言われている方々が豊かな言葉、明瞭な考え方を持っていらっしゃることに感動しました。今まで考えたり、感じたりした事を言葉に出来なくてストレスフルな日々だったろうと胸が痛みました。本当に解き放たれてほとばしる思いが熱く伝わります。これからも三人の方々やUdonの映画に出られる方々には、内なる言葉をずっと語りつづけてほしいと思います。

支援者
(シンポジウム)
自閉症の方、本人の本音を聞けて、大変参考になりました。自閉症の障害特性を理解するとともに、障害のある人の個性も理解していく必要性も強く感じました。
(パネリストトーク)
支援者にとって、支援するのにとても重要で基本的な考え方を再確認することができました。

支援者
(シンポジウム)
東田君、ラリーさん、トレイシーさんの知的能力の高さに率直に驚きました。(失礼な言い方かもしれませんが。)また、それ以上にサポートされている3人の方々には本当に頭が下がる思いでいっぱいです。皆さまのご健康をお祈りしています。

支援者
(シンポジウム)
とても刺激的で有意義な内容の話がきけた。満たされた気持ちです。Outputではゆっくりでも、心の中にはしっかりとした発言を持っておられることに感動しました。こちらがどれだけ聞く耳をしっかり持てるかが大事と感じました。
(パネリストトーク)
タイピングも大変そうですが、それでも伝えたい気持ちが大きいのでしょう。これからも一生けん命伝えていただきたいです。もっと質問の時間が多く取れたらと思います。もっと聞きたかったです。

支援者
(シンポジウム)
東田君のメッセージに涙がでました。最後の一文は心にずしりと響きました。みなさま、貴重なお話をありがとうございました。

支援者
(パネリストトーク)
自分の考えを発信することによって救われたということや、一般に広がっている自閉症像について、当事者からの説明によって違う見方を教えてくれていることなどについては、3人共共通したところがあるのですが、それぞれ3人共違う思想を持って生きておられることも感じられました。ジョークのセンスの違いも感じられ、面白かったです。周囲の人とやりとりするうちに影響を受けてきたんだろうか・と想像が膨らみます。質問を受けて答えるまでが大変長かったですが「ファシリテーターが触れてあげれば早いのに」と思う一方でかつてAAC(*註)をされている人が、「ゆっくり時間をかけるコミュニケーションの良さがある」と言っていたことを思い出したり、コミュニケーションの障害は人そのものにあるのではなく、人と人の間にあるものだと考えると、この時間を待てないと言うことが障害になるのだなと感じたりしました。また、ファシリテーターに触れて貰うことなくタイピングする3人の「信じて欲しい」という思いも伝わってくる気がしました。誤解されている仲間の思いを背負ってタイプし続ける3人の姿が立派で尊敬できるほどでした。

*註 拡大・代替コミュニケーション

支援者
(シンポジウム)
ダグラス先生のお話は、ひとつひとつほんとによく分かるお話でした。私たちが今接している子どもたちに全くその通りあてはまると思いました。話せないことで学校においても学習をしてもらえず、本人たちは教師等に自分を認めてほしい。人間としてみてほしいと訴えています。見た目で1歳レベル以下と判断され接せられているからです。
(その他)
私たちのグループ(埼玉・東京・山梨の特別支援学校の教師中心)で、子どもたちの気持ちを1文字1文字受け取っているのですが(50音表の指さし、パソコン、筆談、手をふってとめてもらうところの文字選び)、そうした日常の中での活動の交流をして、本人同士の会がもてたらと思いました。友人たちがよく「自分の生きる意味は何か?」「みんなに伝えて世界の人たちと話したい」といっています。今日の3人の方々が生きる希望、目標になると思いました。ありがとうございました。

学校関係者
(シンポジウム)
長年自閉症の方々と触れ合う中で「きっとあるに違いない」と思っていた世界、でも見ることのできなかった世界が目の前で繰り広げられたこと、震えるような感動でした。三人の豊かな感性を文字を介したコミュニケーションで共有できたこの体験は、私にとって貴重なものとなりました。教育現場には、さまざまな考え方がうずまき、一見効果的に思える「技法」がばっこしています。それに惑わされず、相手の「心の声」を聴くことをまず大事にしたいと改めて思います。
(パネリストトーク)
三人の皆さん、ありがとうございました。すてきな旅をつづけて、世界にたくさん発信して下さい。

学生
(パネリストトーク)
3人の方々の生の声を聞けて、とても良かったです。皆さんがタイピングし、読まれる様子を見て、今まで出会った自閉症の方、お子さんがどんなことを伝えたかったのだろうと思い返していました。

学生
(その他)
自閉症の理解はまだまだ足りていないし、まちがった情報やイメージばかりが定着していると実感しました。私も、知らないことだらけでした。自閉症や障害というと、どうしてもマイナスイメージばかりが、どこへいっても何を読んでも、きいても思い出されます。しかし、とてもユーモアある3人のお話をきけて、今日は本当に勉強になりました。ありがとうございました。

研究者
(シンポジウム)
事前に用意されたテキストに加え、実際に作文されているのもリアルタイムで共有でき、とても視野を広げていただいたと思います。

その他
(シンポジウム)
「自閉症(児・者)」という言葉とその存在は知っていましたが、実際にそのような方から直接話を聞いたのは今日が初めてでした。最初は知的障碍の一つときかされ、その後知的に劣っている訳ではないということを知りましたが、今日三人の当事者の方に接することができて今まで未知だった人間の存在と世界を知ることができ、新鮮な体験でした。先入観と偏見をいくらか修正できたのでないかと思います。

その他
(シンポジウム)
自閉症者の可能性、特性について理解出来る良い機会であった。東田君は自分の思いをすなおに表現していた。Larryさんは「詩人」、Tracyさんは当事者の社会に対する対面としての役割をはたされていたと思います。「表現」方法の確立の重要性が良く理解出きました。
(パネリストトーク)
特に対話を通じて、当事者のパフォーマンスを再確認させていただきました。ただし彼らがこの場にいられるのは介助者(支援者)が重要である事も認識しました。

その他
(パネリストトーク)
重度の自閉症と診断された東田直樹さんが即興の質問に対して論理的に回答する様子にただただおどろきました。まさに「話せない」ことは「考えられない」ことを意味しないと思った。
(その他)
今日まで、自閉症の方は思考能力をあまり持たないと思いこみまるで幼児に接するような態度で接してきましたが、その考えがあまりにも無知からきていたことを反省と共に知ることができた。私の職場では多くの者が、自閉症の方をよく知らないままにただ外側だけの情報と思い込みだけで解釈しています。このことがいかに当事者にとって不愉快かつ不幸なものであるかを初めて知った。自閉症の方への理解や介助を広めるための活動をもっと行い、誤解を正していかなければ…と強く思いました。

その他
(シンポジウム)
自閉症の方の心の中で考えていることがよく分かりました。非常に貴重な経験でした。外に向けて発信することができないだけだと周囲の人々が先入観や固定観念を排除してサポートしていくことが必要だと感じました。
(パネリストトーク)
自閉症の方の心の中で考えていることがよく分かりました。非常に貴重な経験でした。外に向けて発信することができないだけだと周囲の人々が先入観や固定観念を排除してサポートしていくことが必要だと感じました。

その他
(パネリストトーク)
3人のハンサムタイピングと3人のファシリテータに心から感謝し、尊敬致します。ダグや能智先生はじめ、全ての関係者に御礼申し上げます。
(その他)
疾病用語が変えられたことで社会に浸透するケースを私たちは知るようになりました。精神分裂病…× ボケ…× ケースは違うけどEDとかも。「自閉症」も真剣に改名を考えてもよいのではないかと思います。それは本質でないイメージがすでに言葉としての自閉にも症にもついているからです。

その他
(シンポジウム)
すばらしいシンポジウムだった!Intelligenceではなくてperformanceの問題を抱えている「だけ」なのだとよく理解できた。この理解を広めていきたい。ありがとう。Arigato to you。



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